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Q&A

積算基準の解説等

[平成23年基準]公共建築工事積算基準の解説 [建築工事編]

質問1 共通仮設費率の計算式において、工期の(か月)は小数点第1位で計算するのでしょうか。
また、延べ工期日数が例えば986日とすると986÷30=32.8666→32.8か月となるのでしょうか。
回答1 工期(か月)は、小数点以下第2位を四捨五入して1位止めとします。
従って、お考えのとおり、工期は小数点以下第1位で共通仮設費率の計算を行います。
また、工期日数(契約日の翌日から工期末まで)が986日の場合は、
986÷30=32.8666→32.9(か月)になります。
質問2 最近、改修工事が増えたことで、共通仮設、直接仮設の考え方に疑問が生じました。
仮囲いについて、共通仮設費の別途計上の項目となりますが、改修工事で単一工種等(建具取替や塗装改修等)で、作業箇所のみ区画する場合も共通仮設として扱うものでしょうか?
改修工事における仮設間仕切(A種、B種、C種)は直接仮設の扱いになるため、目的が同じであるような仮囲いは同じ扱いになるのではないかと思ったからです。
回答2 公共建築工事共通費積算基準では、共通仮設費の項目と内容は、「表-1共通仮設費」のとおりで、仮囲いは、積み上げにより共通仮設費に計上します。
質問3 一般管理費の契約保証費の加算について、「保証方法2」の注意書きの②特定建設工事共同企業体により競争を行わせる場合とありますが、JV企業では契約保証金を納付しなくてよいという考え方から補正を行わないのですか。
回答3 特定建設工事共同企業体により競争を行わせる場合は、特定建設工事共同企業体の構成員は原則として当該工事を共同で完成させ、発注者に引き渡す義務を負わされます。したがって、発注者は、特定建設工事共同企業体の構成員である一企業が倒産した場合でも他の構成員に工事の完成を任せることができるため、金銭的保証を必要としないとしています。
質問4 共通仮設費率の補正について
公共建築工事積算基準の解説(P.48、P.50)で、②仮設物費の「監理事務所を設けない場合は、共通仮設費率を補正する。」とありますが、表-6「その他工事」についても補正を行うのでしょうか。
回答4 表-6「その他工事」の補正は行いません。
質問5 〈解説(建築)〉:「公共建築工事積算基準の解説」(平成23年基準)
共通費の積算における「同一敷地又は近接した敷地の複数工事を一括して発注する場合」につきまして、「近接した敷地」の解説及び参考事例等がありましたら教えてください。
例えば、「A工事ほか1件改修工事」の場合、公道を挟んで真向かいにある建物同士ですが、住所は当然異なります。
この場合、共通費の積算として「近接した敷地(隣接ではなく公道を挟んでいます)」とすべきか、「敷地が異なる複数の工事」として共通費を積算すべきか、判断を迷っています。
回答5 お問い合わせの「近接した敷地」の解説及び参考事例等はありませんが、「A工事ほか1件改修工事」は公道を挟んで真向かいにある建物同士ですから、同一の現場管理ができると考えられますので、「近接した敷地」と考えてよろしいのではないでしょうか。
質問6 〈解説(建築)〉:「公共建築工事積算基準の解説」(平成23年基準)
共通仮設費の項目で「その他」の材料及び製品の品質管理試験に要する費用がありますが、その中で、共通仮設費率に含む内容としては、コンクリート圧縮試験費、鉄筋の圧縮試験費のほか、通常の配管及び機器類の水抜き、水張り試験費を含むとあります。
講習会での質問では、鉄骨の超音波試験、第3者立会試験はその他の項目に含まない。また、後施工アンカーの引張試験は直接工事費で算定と回答にあります。
共通仮設費として積み上げるべき材料及び製品の品質管理試験に要する費用はどのようなものを想定されているのですか。
下記例に挙げたものは、直接工事費に計上するのか、共通仮設費の積み上げとするのか教えてください。また、直接工事費に計上した場合、経費の二重計上にならないのでしょうか。
例)地盤の載荷試験、杭の載荷試験、コンクリート単位水量試験、VOC試験、アスベスト含有調査、アスベスト濃度測定、六価クロム溶出試験など。
回答6
共通仮設費に積み上げにより算定して加算する品質管理試験費には次の項目があります(「公共建築工事積算基準等資料」(平成26年版)より)。
  • アスベスト粉じん濃度測定
  • アスベスト含有量調査
  • 室内空気中の化学物質の濃度測定
  • 六価クロム溶出試験費
  • レディーミクストコンクリート単位水量測定費
  • PCB含有シーリング材の判定試験費
  • 上記に類する各種試験費
また、地盤の載荷試験、杭の載荷試験は直接工事費の地業で計上します(公共建築工事内訳書標準書式参照)。